ミズキについて考察してみた。

舞台「少年たち 〜君にこの歌を〜」千秋楽おめでとうございます!

サマパラの余韻覚めやらぬまま軽い気持ちで観劇したところ、ミズキという役がそれはそれは苦しくて、私が感情の全てを手を握りしめることで押し殺していたら公演が終わる頃には軽く痣ができるくらいしんどかったので、私なりにミズキについて考察してみました。() かなり深読みしてる部分もあるのでいや違うだろっていう意見も大歓迎です。それぞれのミズキを愛しましょう(?)

(ちなみに私は井上担で(でしょうね)、少年たちは映画版しか見たことがありません。ストーリーを追うというよりもミズキの想いを考える感じで語ってます。役名はカタカナ表記にしています。)


先天性心疾患の弟の治療費のためにサラ金に押し入って金を奪ったミズキ、金を手に入れた後の感情としては「やってしまった、、、😰」(後退的)もしくは「これで弟を助けられる😆!!」(前進的)のどっちかに分けられると思うんだけど、なんとなく瑞稀くんが演じる役は弱そうなものが多いから()、「やってしまった、、、」ってすぐに我に返って自分のしたことを責めてたんじゃないかなって私は思います。捕まるときもきっと抵抗せずに静かに受け入れてたんじゃないかな。

青チームのみんなが特定の誰かや社会に反抗して「俺は悪くねえ!!!お前らが悪いんだ!!!」と怒鳴りまくる中、ミズキだけはもうどうしようもないって感じで辛そうなんですよね。
リュウガに自分のことを話すとき無理して笑ってるような感じがしたり(というか笑って辛さをごまかしてる?)、間が多くて優しい話し方からしても、自分が間違ったことをしたのはとっくにわかっているような、自分はだめなやつだと少し諦めてしまっているような感じがした。
「でも会いてえよぉ〜〜〜!!」←かわいすぎ

弟を想いながら今にも消えちゃいそうな声で歌い出す約束の歌はもうほんとにほんとにほんとに苦しくて、その後にリュウガとする約束も叶えられる保証がないからこそ眩くて儚くて、しんどかったなあ。自分にはもう希望を持っていないけど、だからこそ弟には希望を持っているんです。
嗚呼思春期のときも「弟を飛ばしてやりたいんだ、大空の彼方で夢を掴ませてやりたいんだ!!」って抽象的だけど輝かしい弟の未来をまっすぐに望んでいるミズキ、どうかその思い描く未来が訪れますようにと願いました。

それに、リュウガが来たときに「やるってのかよ🤢!?」ってなって怯えてた(ように見えた)から普段本意ではないけどみんながやるから仕方なく周りに合わせて喧嘩してそう。たぶんミズキは青チームの中でもイガリと仲が良くてよく一緒に行動してて(これ私がずきうや推しだからそう考えちゃうだけ??でもたぶんそうだよね?? ずきうや万歳!!!!!)、イガリとふざけてちょっと悪い感じ出してる気がする。カナサシに掃除やらせようとするところとかね。でも結局「どっちが早く掃除終わらせられるか勝負しようぜ!」って提案するの可愛いよね。

そして桶ダンスを楽しんだ後突然通達される、「弟さんの容態が悪化したようです」____。
青チームのみんなが「会わせてやれよ!」「おかしいだろ!」って看守に訴えているのを見て、ミズキのためにこんなにみんなが訴えてくれてる、、、泣 って誰目線なのかわからない感情になりました。() そして当の本人ミズキの足取りは重くなり、崩れるように土下座をし、看守にすがりついて弟との面会を必死に頼み込みます。今まで散々楯突いていた看守にあんな弱い部分を見せるなんて、あの子たちにとっては相当なことなんじゃないかな。リュウガには気にすんな😁って感じで話してたけど、やっぱり罪を犯すほど大事な弟だし、めちゃくちゃ心配だよね。どんどん小さくなってしまう背中がほんとに苦しい。

脱獄後、自分が弟に会いたいなんて言わなければカナサシは死ななかったとやり場のない思いを叫ぶミズキ、ユウトが支えてくれなきゃ立てないくらいボロボロだし、ほんとにどんなときも自分を責めてしまうのだなあと、その優しさ故に辛いです。ユウトやタイショウが言うように、誰もミズキのせいだなんて思ってないよ。
夜が明けてついに念願の弟に会えたのにやっぱりどこか悲しそうで、天の上のカナサシにありがとうって伝えたのは 自分はありがとうなんて言われるような人間じゃない、それを言うならカナサシのほうだって気持ちなのかなって思いました。あんなに大切で会いたがってた弟に会えたんだからもっと喜んでもいいのにね。いや、大切だからこそ仲間を犠牲にしてまで会ってしまったのが辛くなっちゃったのかな。

でも最後の君にこの歌をで目をうるませながらもやっと、やっと少しずつミズキの顔が晴れてきて、前はタイショウに励まされていたのが今度はタイショウの肩をさする側になっていて、ああよかったと安心しました。後悔とかは消えないかもしれないけど、少しでも前を向いてほしいな。ミズキはこれからのことについては話していなかったけどどうするつもりなんだろう。バイトとかして治療費を貯めるのかな。もちろん弟の病気は治って欲しいしミズキは出所してもきっと弟のため、家族のために行動するんだろうなっていうのは目に見えてるけど、すぐ自分なんて、、、ってなるし自分より人のことを大切にしちゃう人だから少しは自分のために生きてもいいと思ったりもしました。
まあ、ミズキが笑っていれば私はそれでいいです。


以上、私のミズキ考察と感想でした。
瑞稀くんに限らずだけど、他のお仕事もある中でこんな苦しい演技を1日2公演、約1ヶ月間もやるなんてほんとに彼らはすごいなと思った。改めて座長お疲れ様でした!!!!!
来年もHi美の少年たちが見れるといいな!

#少年たち #HiHiJets #美少年 #井上瑞稀